なぜフィッティングマシンを使わないのか…。その理由は簡単です。
理想のポジションをコンピュータソフトによって算出するといっても、数１０万に及ぶとサンプル数を誇っていても、その全てが適正ポジションにあったのか、そのときのポジションを測定しただけのものだったのか、よりどころがわからない上に、示されるものは平均値であり、いくらかの知識があれば、フィッティングマシンなどなくても、そのサイクリストの平均的適正ポジションを算出することが出来るからです。
しかも、真の適正、すなわち乗り手と自転車の完璧なマッチングは、フィッティングマシンの及ばないところにあるからです。
そこでＳＡＭＳＯＮの場合です。
ＳＡＭＳＯＮでは１２０億とも１４０億ともいわれる細胞によって構成された「脳」というコンピュータを使っています。このコンピュータには、ひとつひとつの事例について、その乗り手が実際に走行して得た感覚も生きたデータとして３７年間にわたりインプットされています。
さらに、このコンピュータは、機械のコンピュータが備えることの出来ない「勘」や「知恵」という機能も持ち合わせています。
いかに優れたコンピュータであっても、インプットされていないデータによってソフトを創り出すことは出来ません。
ＳＡＭＳＯＮが目指すもの…。それは、乗り手の感性に響く自転車です。
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